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札幌YOSAKOIソーラン祭り・・・あとは全て・・・
先日、土日の1日通し練習。。。

最終日の日曜日のラストに踊ったパレード演舞。



震えた。。。


涙が出た。。。。


ふと見ると見学に来てくれていたNABEGONさんも太鼓山車を押していくれている親父さん達も、みんな目を真っ赤にしていた。。。。。


思わず「勝てる!絶対に勝てる!」と叫んだ私。。。


夜、会議で翔吾が私に聞いた。

「実際、ファイナルに上ったとして、おとうは何位まで行けると思う。」


私は間を開けずに答えた。

「最高2位、最低5位。」

私は続けた。

「衣装、踊りも今村組テイストを失わずに今年は札幌好みになっている。これはねらった訳ではないがそうなっている。だからこそ、ファイナルに上がったら、これくらいは行くだろう。」と。







そしてその直後から私は深く暗い淵に落ち込んでいる。


気持ちで踊る今村組。

みんなが私に全幅の信頼を寄せてくれている。


私は過去2年前、ニュースゼロで平原綾香さんとコラボした時、インタビューに応じてこう答えた。



~踊る前の私の一言で『踊り』が決まる。踊った後の私の一言で『その後の人生』が決まる~と。




過去私は札幌の審査パレード直前に色んな言葉を子ども達に投げかけてきた。


初年「神威」。

「おまえらは最高や!だから最高の者は最高の形でださなあかん。あがって出来ひんかったとかくだらんことはやめろ!最高のもんを出しに行こう!!」

結果ブロック2位支部長賞。


2年目「華炎」。

当時、問題を起こし「破門」状態にあったあさみをパレード直前にアヤが札幌に連れてきた。
「もう一度ここで踊らせて下さい。」のあさみを抱きしめてみんなにこう言った。
「これでみんなそろった!おまえらアサミを組に戻したいんやったら、そんな踊りをしてみい!」

この年、その後、今村組の合い言葉となる「共に!」が生まれる。

結果ブロック2位支部長賞。


3年目「大河」

今村組史上最高のメンバー80人をそろえ、ファイナル奪取に燃えたあの年。
「このパレードの先には何かがある。俺らが懸命に求めてきたその答えがある!その答えをも見つけに行こう!ついてこい!駆け抜けるぞ!」

結果またしてもブロック2位支部長賞。


4年目「OROCHI」
札幌直前に30人あまりの大量退団。
前列で踊るトップ集団、黒龍隊のほとんどが抜けるという中でのぞんだこの年。
ほとんど2軍に近いメンバー63人で挑む。
相手は覇者「新琴似天舞龍神」の150人の大舞台。
前日に散々たる演舞を繰り広げ「所詮おまえらは二軍じゃ!」と私から罵倒される。
その夜、子ども達は朝まで練習を続ける。
「おまえらがどうあがいても勝てるわけはないわ!」とホテルの外で練習を続ける子ども達を残してホテルの部屋に戻り、朝まで部屋の窓から彼らを見つめ続けていたあの日。

パレード直前。
「もうここには俺らしか残ってへんねや!俺らだけが仲間なんや!もう俺らは誰にも負けへん!俺らに失うものは何もない!ぶつかるぞ!!!」

今村組史上最高の演舞。。。
奇しくも初年度に参加したメンバーと同数の63人の炎の演舞。
新琴似天舞龍神をわずか0.3点差まで追いつめたあの年。。。。。

ブロック2位支部長賞。


5年目「鬼聖」
この年ついに初ファイナルの栄冠を勝ち取る。
「1回でもおまえ達と一緒にいたい。このメンバーで踊ることはもう一生ない。だから1回でも多くおまえらといたい。」



6年目「再希」
この年、今村組史上最弱、最年少と言われた年。
後ろをささえる白はっぴ隊はまるでジュニアチームだった。
この年、夕張会場で死んでいた踊りを生き返らせてもらう。

「夕張の青い空を思い出せ!夕張のおじいちゃん、おばあちゃんの涙を思い出せ!!俺らを迎えてくれた笑顔を思い出せ!!だから俺らは負けられへん!!」


そして昨年。。。。
「もう何にも言わへん。出来るよ!おまえらは!!どこにも負けへん練習をやってきたんやから!ふつうにやればいい。それだけでおまえらは最高やから!!」



どの年を見ても、その年にあった言葉をかけてきたように思う。

今年、審査パレード直前、彼らにどんな言葉をかければ、あの練習で踊った踊りが出来るのか。
あのモチベーションを出せるのか・・・・・


あとは全て私の仕事なのだ。
by e-than-kki | 2009-06-03 08:31 | 今村組