今村組12地方350人。。。
それぞれの地方にインストラクター(担任)がいて、その中心に私(校長)がいる。
そういう意味では人には「今村組は学校と同じだね」と言われる。
でも根本的に今村組は学校ではない。
それはここ(今村組)に来る多くの子は私自身を求めて入ってくるからだ。
そういう子にとって私は校長ではなく担任なのだ。
一人の担任が350人の子供たちを見ていく。。。そんなことはできるはずもない。
私のジレンマはそういうところにある。
今日、秋田から帰ってきてすぐに昔、京生研(京都生活指導研究協議会)でお世話になった藤木先生からお電話をいただいた。
先日私がある女の子のことで相談の電話を入れておいたのでわざわざかけ直してきてくれたのだ。
実践家は自分持っている知識と理論と経験の全てを活用して問題に対して「仮説」をたてる。
そしてその仮説に基づいて実践し、修正していく。
私が相談したその子の問題は私自身の中で「仮説」すらたてられなかった子である。
そんな問題に対して彼は「こうちゃうか?」といとも簡単に仮説をぶつけてきてくれた。
どこかで「学校で面倒見切れない子供をおれは350人もかかえてやってきているんだ!」というおごりに近い気持ちがあったのかもしれないと恥ずかしい思いになった。
自分にはまだまだ勉強しなければならないことがある・・・そう思った。
もっともっと勉強してもっともっと助けてやりたい。。。
本当にそう思った。。