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今村組列伝2・・・炎のキャプテン
今年の札幌は初めて、ちゃんとしたリーダー集団とキャプテンを設定した。

今までは本部(現木津今村組)のリーダーが札幌のリーダーをかねてやっていくのが、慣例だったが、今は元本部だった木津今村組も含めて10の地方今村組の連合体が関西京都今村組であり、札幌遠征隊だからである。


そんな中、私が今年の130人の札幌遠征隊を束ねるキャプテンに指名したのが寝屋川今村組龍神会のキャプテンのマサキ(15歳・高1)のマサキと次回紹介したいと思っているヒロヤ(16歳・高2)だった。


マサキ。
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まだ木津今村組が本部と呼ばれて地方は寝屋川が初めてのだった。
そんな寝屋川今村組の創生期に小学生で大阪寝屋川今村組に入団。
2006年の日本テレビニュースゼロの平原綾香さんとのコラボでジュピターにも参加していたらしいが、私にはほとんど記憶にない。
なぜならば、その頃の寝屋川今村組は強烈な個性を持ったリーダー陣がチームをまとめていたし、またリーダー陣のもめごとも多く私の多くの時間はそこにそそがれ、意識もそこにそそがれていた。

マサキが中学生になった頃、インストラクターの龍太に「この子の踊り、いいのとちがうか。一回センター(龍神会の)に持っていけよ!」と指示し、次回の練習を見に行くと全くだめだったりと調子を持続できない踊り子だった。


そんなマサキがリーダーとして成長してきたのはマサキの努力と言うより必要に迫られてのことだということが出来るかもしれない。
寝屋川龍神会のリーダー達の相次ぐ離脱の中でマサキが集団を、下の子をひっぱっていくしかない状況になっていったからだ。
リーダーがいなくなった集団を率いる苦悩をいやというほど体験してきたマサキ、その時の経験がマサキをリーダーとして大きく成長させていった。

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(向かって右がマサキ)

マサキはまだ高1である。
高1でありながらある意味大人以上の所作がある、気づきがある。
そしてマサキと話すとき、なにか相談をかけるときそこには不思議な安心感がある。
そして人のことを思いやって『怒れる』子である。
マサキはそんな子である。

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昨年から今年にかけて全今村組からリーダーとしてダンサーとして認められつつあったマサキ。
(全今村組メンバーが参加するスキルテストでも常に上位を占め、近々のテストではNO1の座を獲得していた)
札幌遠征隊でも次のセンターはマサキだろうと誰もが思っていた。


そんなマサキを私はセンターには指名せず、センター脇に置き、札幌キャプテンに指名した。

昨晩、私の家で札幌リーダー達を集めて打ち上げをした。
その時マサキは私にこんな事を話してくれた。
「最初、先生がセンターあすかを指名したとき、『なんでやねん、こんな1年くらいのポッと出の奴が何でセンターやねん』って思った。でも同時に『あすかには勝てへん』とも思っていた。いつの頃からかな・・・あすかを支えようって思ったんは・・今はもしあすかのセンターごちゃごちゃ言う奴がおったら、『じゃあおまえやってみろや!』って言うたる。なんかアスカは守ったらんと・・・」

同い年のあすかを妹のように愛し、笑顔でそう話すマサキに私は「この子をキャプテンにしてよかった。これからの全今村組はこの子を中心に若いリーダー達が守っていくだろう」そう思った。


そしてマサキにはもう一つの挑戦が待っている。

私のマネージャー見習い!
まだ高1の彼女にマネージャー見習いは??とお思いだろうが、マネージャーとしての仕事より私に随行していく中でもっともっと広い世界や人脈とふれあわせたいと考えている。

昨夜の打ち上げで現マネージャーの綾に「やっぱり綾ねえの事意識するし!」と言い、「あほ!おまえが意識するから私も意識するんや!」と笑い合っていた二人。
綾ねえにとって念願の妹分が誕生するのもそんなに遠いことではないように思った。

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向かって一番左がマサキ・真ん中がマサキの親友イツキ。そして右端が綾ねえ
by e-than-kki | 2011-06-26 08:16 | 今村組