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新たなる友
4月のはじめに東北宮城に行って早や半年が過ぎようとしている。
6月に今村組の子ども達を連れて東北~夕張~札幌への1700kキャラバンを敢行し、そしてその感動をきっかけに何とか継続的な活動が出来ないかと立ち上げた「日本共育プロジェクト」もようやく体裁が整い、次は12月24日の「もう君を独りぼっちにさせない!」大X'mas祭に向けて日々忙しい中にも充実した活動を続けている。

来週21日もその実行委員会のために宮城県登米市に入るが、その実行委員会の中に「シンさん」と言う漢がいる。
岩手一関花泉に本拠地を置く「花泉十六夜桜組」の旗士である。


年齢は確か私より2、3歳上の56,7歳だったと思う。
風貌はどう見ても「堅気」には見えないすごみがある漢だが、鋭い眼光の奥にある優しさを私は知っている。

初めて(厳密には初めてではないが)会った日、私はある男の不義理を詫びた。
「その男が私と『東北』をつないでくれた。その男は俺にとって『弟』のようなもの。弟の不義理は兄がわびるのは当然。筋を通さすからもう一度つきあってやってくれ」と。

シンさんは泣いた。
今どき人の事でそこまで頭を下げられる男はいないと言って泣いた。

私にとってはたいしたことではない、その事にシンさんはいたく感動してくれた。
シンさんはそんな漢である。

今どき珍しい「昭和残侠伝」のような漢である。

前回の実行委員会で彼に「先生、重いけど持って帰ってほしいねん。」と酒を2本渡された。

1本には「共育者 今村克彦」と書いてありもう1本には「侠育者 シン」と書かれてあった。

彼は恥ずかしそうに「先生は『共に育てる』、俺は『侠(おとこ)を育てる』んや」と。


彼はまた実行委員会でこうも言った。

「先生の『東北』への思いにこたえるためにもクリスマスの日には旗士100人、旗100本集める!」と。

私は「頼むわ」と答えたがシンさんの人徳と思いを持ってしても100本は無理だと思う。

YOSAKOI界では異端で亜流と思われている私のもとにそんな人数の人間が集まってきてくれるとは到底考えられない。

シンさん、もしここを見ていたなら、シンさんに呼びかける。

「100人の心ない旗士より、俺は10人でも心ある旗士が集まって来てくれるほうがよっぽど嬉しい。シンさん、漢を集めてくれ!」と。




シンさん、岩手県一関市、花泉十六夜桜組、旗士。


「旗は漢がふるもんや!」と彼もまた10月9日、東北宮城仙台のみちのくYOSAKOI祭りの私たちの所に旗士として応援に駆けつけてくれる。

その日、旗士「シンさん」は確かに我が友として関西京都今村組の若き戦士達を最後の最後まで支えきってくれるだろう。


花泉十六夜桜組演舞
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by e-than-kki | 2011-09-17 10:55 | よさこい・祭り