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明日、500kmをへだてて・・・
明日、明後日と関西京都今村組は2つの大きな祭りに参加する。

1つは鈴鹿、伊賀今村組の三重今村組連合での安濃津よさこい祭り参戦。

もう1つは残りの選抜メンバーで土曜日出発で日曜日参加の宮城県仙台市でのみちのくYOSAKOI祭り参戦。

今村組は普段10の地方の分かれて活動をしている。

そのメンバー400人の頂点に立っている50人だけが関西京都今村組を名乗れる。

今回の鈴鹿、伊賀の三重連合の中には選抜センターあすかをはじめ、男センターの龍太(インストラクター)、男トップメンバーまさや、たつや、えり、女フロントメンバーるね、黒、あかね、しおりなどそれこそ関西京都今村組選抜メンバーのそうそうたるメンバーが30人近く存在する。

逆を言えば今回のみちのくYOSAKOIメンバーは彼らが抜けた中での選抜メンバー。
したがって普段選抜メンバーではない準メンバーも数多く同行する。

そんな中でも仙台に行く意味があるからの参加であり、そんな中でも三重連合を安濃津祭りに参戦させる意味があると考えての二隊分隊での参加である。


昨晩、鈴鹿、伊賀今村組の三重連合の最終合同練習を指導しに鈴鹿まで行ってきた。


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夜間明かりのないところで車のライトでの練習は関西京都今村組の札幌YOSAKOIソーラン祭り初参加の時と同じだ。

しかし、三重連合にはその時の関西京都今村組が見せた激しさも勢いも怒りも祈りも見えなかった。

ただ見えたのはスキルの高いただのダンスチームの踊りだった。

鈴鹿今村組を母体とする三重連合。

その母体の鈴鹿今村組50人あまり。

その中に選抜メンバーは30人近くいる。

今回のスキルアップテストでもNO1あすかをはじめトップ10に5人以上。
Sクラスには20人近くのメンバーを排出している全今村組の中でも飛び抜けた高スキルのチームである。

しかし・・・・・

何かが足りない。

何かを忘れている。

関西京都今村組の最大の特徴でもある「見ている者が涙する」踊りではない。


先月、奈良県天理市で行われた「天理な祭り」

2年連続準大賞の寝屋川今村組。

今年は長く在籍していたフロントメンバーの大幅な入れ替えと新人メンバーの増加、そして数多くの実力チームのエントリーで大賞どころか準大賞さえもまず無理だろうと思っていた。

しかし寝屋川今村組は見る者が涙する圧倒的な踊りで3年連続準大賞を獲得した。

踊りはスキルではない、心だ、人がどう生きているかの生き方だ、それを証明した寝屋川今村組。


圧倒的な高スキルを持ちながら「見る者が涙する」今村組本来の踊りを踊れない鈴鹿今村組、三重連合。

新人を多数抱え、30人という少人数でそれでも「見る者が涙する」今村組本来の踊りを連続させる寝屋川今村組。


共に指導者は今村組最高指導者龍太。


いったい何が違うのか、何が足りないのか。

三重今村組連合は圧倒的な高スキルを持ちながら、今のままでは今年もまた間違いなく予選敗退するだろう。


三重連合よ、

何が足りないのか、何を忘れているのか、

今こそ一人一人が考える時である。


ここに先生が札幌10年間でその年の札幌メンバーに言ってきた言葉を書き連ねる。

この中にこそ、お前たちが忘れているもの、足りないものがある。


全ては明日。


東北、宮城からお前たちの前進を祈る。

2011年10月7日午前9:52

関西京都今村組代表

今村克彦


「俺らを認めない見えない敵との戦いや。俺らにも出来るという事を見せつけよう、俺らにしかできひんものがあることを見せつけよう!」
1年目、神威の年。

「蹴散らせ!全て蹴散らせ!前しか見るな!」
2年目、華炎の年。

「パレードのゴールに何かがある!新しい何かがきっとそこにはある!それを目指してひたすら俺らは突き進む!」
3年目、大河の年。

「俺らは二軍や。でも二軍は一軍には勝てへんのか。ここにいるメンバーは二軍か。残った二軍の思いは去った一軍には負けてへん!」
4年目、メンバー大量脱退、63人で覇者天舞龍神を1.5点差まで追い上げたOROCHIの年。

「ファイナルステージにしかないものがある。そこにしかないものをつかみに行くんや!」
5年目、初ファイナル、鬼聖の年。

「夕張の旗をファイナルにあげる!俺らは夕張と共にある!」
6年目、2年連続ファイナル、再希の年「。

「勝つ相手は外にはない。勝つ相手は自分自身や。昨日の自分に打ち勝つんや!」
7年目、錦麒の年。

「人を信じて勝つ。俺らは裏切られても裏切られても人を信じるその心で勝ちに行くんや!」
8年目、桜暁の年。

「たった一人のために踊れへん奴がなんで多くの人の前で踊れるんや。そばにいる友を感じろ、息づかいを感じろ。俺らは共にある!!」
9年目、ファイナル奪還、龍海の年。

「俺らにしか出来ひんことがある、俺らにしか見えない景色がある。俺らは(東北のために)負ける訳にはいかへんのや!」
今年、醍陸の年。

by e-than-kki | 2011-10-07 09:52 | 今村組