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「バカ今村」君に思うこと
先日から問題になっている匿名書き込みの「バカ今村」君。

内容があまりにもひどく事務所としてもいつもお世話になっている奈良の弁護士さんに相談した。

先生(弁護士さん)も「内容があまりにもひどく名誉毀損、侮辱罪に十分該当する。今後こういう書き込みを阻止する意味でも毅然と対応しましょう」と言われて、告訴する流れになっていたが、事務所としては最後の警告として「名乗り出来くれたら、再考する」旨の書き込みをしたところ、「バカ今村」君が名乗り出てくれた。



15歳の中学生だった。

住所も名前も電話番号も分かっているが、公表するつもりはない。


この対応をめぐって、掲示板はおろか事務所、組幹部は色々な意見を出してきた。


「組の子がここまでバカにされた相手を、たとえ15歳であっても許したら、組の子を裏切ることになる」

「15歳と言えどもやった事の責任はとるべきだ」

「何にも考えてないガキに対して最後までつっぱったらこっちがバカか、と言われる」

「親はどうしとんねん!親がわびの一言くらい言ってくるべき違うか?」


弁護士さんは「最終的に判断するのは組であり先生であるから、私はその判断に応じて取り組みます。ただ、これからもこういう輩はいっぱい出来てるだろうし、ここで釘を刺す意味でもきっちりと対応した方がいいとは思いますが・・・」と判断を迫られた。




私は組織の代表として「組を守る」と言う立場をとるべきなのか、教育者として15歳の若者と対応するべきなのか・・・・自分が親ならどうするだろう・・・・私だったら息子を連れてすぐ車を飛ばして、又は飛行機に乗ってでも誠心誠意謝罪しに行くだろうな・・・とは思いますが・・・


高校に入れないから許してくれという甘い考えの「バカ今村」君の書き込みを見たとき、15歳でも責任をとると言うことの大切さを教えるべきだ、と判断が固まりつつある時、息子の現代表の翔吾が私にこう言った。

「俺らもここ(組)がなかったら『バカ今村』君と同じような事してたかもしれんよ。組にはそんなやついっぱいおるよ」と。



昨夜、「バカ今村」君に電話した。

何かを聞いた訳ではない、何かを言った訳ではない。

「今村です。あんな事してあかんことは分かってるんやろ。ビビらんでもええで、ややこしい事するつもりはないから。俺らもよく○○県行くから、いつか今度一回笑顔で会おうな!」

お父さんにかわってもらった。
声があまりにも若かったのでお父さんじゃなくお兄ちゃんなのかなとも思った。
でも、もうどうでも良かった。
「許す」そう決めていたから。

それで相手の子が「ラッキー!」と思えばそれだけの子で、それからの人生それだけだろう。
「悪かった」と思えば、私のしたことはむだではなかったと思う。
決めるのは俺ではなく「バカ今村」君だ。


電話を切った後、綾、翔吾、龍太に「許したで、これで良かったのかな・・・」と言うと

綾は「それでいいですよ」と言った。
翔吾は「おとうはそうすると思ってた」と言った。
龍太は「もう済んだ事や」と言った。

私もこれで良かったと思っている。
by e-than-kki | 2007-01-10 10:17 | 今村組