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親父・・・
俺の親父は今年で78歳になる。
親父は生まれてまもなく母親を亡くし、子育てに困った親父の親父(祖父)が今の今村家に養子に出した。
だから俺の名字は本当だったら中西だった。
田舎の町役場に勤め、毎日ただまじめに何十年間を勤め上げ、退職後人に推されて町の唯一の天満宮の宮司になった。
まじめなだけが取り柄の親父・・・
親父の思いではほとんど無い。
今のように子ども達をどこかへ連れて行くなどの余裕もなかったし、そんな習慣もあまりなかったし、金もなかった。
親父の思い出というと山にまったけを取りにいた時、どうしてもついて行けないほど山の中をすいすい歩いていった背中だった。
追いかけても追いかけても追いつけない背中...
俺はその背中について行こうと懸命に歩いた・・・

今親父は入院している。
ほとんど寝たきりで声も出せないし、意識もあまりはっきりしていない。
組の事務所から車でほんの10分くらいのところに入院している。
なのに毎日の忙しさからほとんど顔を出してやれない。

俺は翔吾や龍太にとっては派手な輝かしい親父なのかもしれない。
でも所詮親父の親父としての意味は、山を先に歩き、どこまで行っても追いつけない背中なのかもしれない。
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by e-than-kki | 2005-08-18 07:49 | 生き方