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常陸の国よさこい祭り
昨日、一昨日と茨城県大子町で行われた「常陸の国YOSAKOI祭り」に参加してきた。



今年で参加3回目になるこの祭り。

私にとってはその全てが「出会いと感動と学び」の祭りである。


3年前、初参加の年。
団員大量退団に見舞われ、札幌挑戦に不安だったあの年、
大子町のみんなの温かさに涙し、札幌への決意と意欲を沸き立たせてもらった。
そして、今村組をこよなく愛してくれる「佐藤」のおばあちゃんとの出会い。


昨年、まるで故郷の帰ったような温かさで迎え入れてくれた大子町のみんな。
そしてまたあたらしいおばあちゃん達との出会い。
私の手をしっかり握りしめて、「先生・・・若者を助けてやって下さい、平和な世の中を創って下さい。」と目にいっぱいの涙をためていたおばあちゃん・・・




そして今年・・・・・

今年もまた何度も何度も涙を流し、出会いと感動と学びをかんじとった祭りだった。


日曜日、名瀑袋田の滝をバックに踊る袋田流し会場。

少し早く着いて、差し入れのビールと鮎の塩焼きを楽しんでいた。


そんな私の元に車いすの女の子とご両親が近寄ってこられた。
女の子は「ミホ」ちゃんと言って24歳になる。

昨年も私に会いに来てくれて、昨年一緒に撮った写真にサインをしてほしいと言ってきた。

足の不自由なみほちゃんだがみほちゃんもご両親も不幸さなどみじんも出さないくったくない笑顔に感動した。

「元気をもらう」「勇気をもらう」・・・

私はこの言葉が好きではないが、この時ばかりはそんな言葉がよく分かったような気がする。

みほちゃんは「札幌も応援に行きたい。いつか札幌に今村組の応援に行くのが今の私の夢なんです!」と目を輝かせた。

私は目頭が熱くなり、涙を止めることが出来なくなった。


「今年こそ、今村組札幌遠征を最後にしよう」そう思っていたからだ。

勝手に札幌参加し、勝手に札幌を終わる・・・・

全て私たちの思いでの参加・・・・

私に寄せられた責任と思い・・・・・


生きている自分と「生かされている自分」・・・・・

そんな思いが交錯した・・・


「おとう、やっぱりあの言葉で泣いたな・・」
次男の龍太が言った。

そういう龍太も綾も又泣いていた。




夕方、メイン会場の大子町ステージ。

屋台がイッパイ出て、それこそこの田舎町になんでこんな人がいっぱいいるの?と言うほどの人でだ。

私が今村組ブースに行くと私の到着を待ちかまえていた人たちでサインの嵐だ。


サインも一段落したとき、すぅと一人の若者がやってきた。

さっきの袋田流し会場で見た千葉のチーム「CHIよREN北天魁」で見た若者だった。

名を「太郎」と言う。

さっき見た元気いっぱいなイメージと異なり、私に6枚もの手紙を差し出し、「これ書いたんです。読んでくれたら嬉しいです」と目に涙をいっぱいためていた。


手紙の内容は彼の承諾を得ていないので詳しくは書けないが、彼も又色んな過去を背負い、それでも前に進もうとしている高校生だった。
今村組がいてくれたおかげで頑張れた!そう書いてくれていた。

その手紙を読んで翔吾は泣いた。
綾も香織も又泣いた。


ラストステージ。

太郎の承諾を得て太郎の手紙を読んだ。

そして最後に語った。
「よさこいにはこんな若者やお年寄りの思いがいっぱい寄せられている。
自分だけ楽しければいいなんて思って踊っている奴はあほや。踊ること、誰かに見てもらうこと、それ自体が自分の責任なんや」と。
そしてこの言葉を語りながら、自分への言葉だとかみしめていた。




関西京都今村組。
18日後の6月8日、北の大地札幌で6度目の舞をスタートする。
たとえどれだけメンバーが変わろうと、歴史が流れようと、そこにはいつもの今村組がいる。


6たび目の札幌YOSAKOIソーラン祭り。
みほちゃんのため、太郎のため、今入院している大子のおかあさん「佐藤」のおばあちゃんのため、今村組を心の支えにしてくれている全国の多くの人たちのため、そしてなにより自分たちの生きる意味のため・・・・・・



他のチームに勝ちに行くのではない、己に勝ちに行く。

「もう俺等は誰にも負けへん!」

この言葉の本当の意味を探しに・・・・


めざすはグランプリただ一つ!

断固たる決意を持って、今年もまた、札幌に向かう。
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by e-than-kki | 2007-05-21 09:30 | よさこい・祭り