2015年 09月 18日
私が総合プロデューサーを頼まれた「第17回ござれGO-SHU!」祭りが10月4日(日)に滋賀県甲賀市で開催される。
昨年まで20チームそこそこだったこの祭りなんと50チーム近くの踊りチームが全国から集ってくれる。 今は祭り開催に向けて今村組事務所もてんやわんやの状態ではあるが、何かを造りあげていく喜びにあふれている。 全国には色んな踊りチームがいる。 しかし私は個人的には傘や扇子をつかったり、大道具を使うチームはあんまり好きではない。 中でも考えられないほどの大道具を使うチームは基本的には「大嫌い」とも言える。 近畿にもそんなチームも少なくなくその代表的とも言えるチームが滋賀にも存在する。 ところがその大道具を駆使するチームの踊りが不思議と2年前くらいから「なんかいいな」と思えるように成ってきた。 たぶん全国的に見てもかなり大きな大道具や数々の道具を駆使するこのチーム。 しかし嫌みを感じない。 感じないどころか最近これだけ大道具を駆使しながら、これほど嫌みを感じないのは全国唯一のチームかも知れないと思っている。 一つの芸術の域に達しているとも言える。 正直、私は自分のこの変化をなぜだろう?と長い間疑問に思ってきた。 大道具を駆使するチームは今だに好きではない、でもこのチームだけはすごく好きなのだ。 そうなって来た自分の変化が長い間、分からなかった。 なぜ2年前くらいからなのだろう・・・それも分からなかった。 そのチームの中にあったある悲しい出来事を先日ある人から聞いた。 それも2年前くらいにあったある出来事を。 あのチームのあの馬鹿騒ぎ、あの笑顔、あの「つきぬけ感」は今を生きている者への「生きることへの賛辞」なのだろう。 私は昨日、今村組外部プロデューサーの時田さんにそのことを話した。 「やっぱ芸術ってすごい!わかるんだ!」と。 誰でも感じることではないかもしれない、でも踊りも全ての芸術もその裏に潜む「人間の思い」がないとだめなんだ。そう感じた。 このチームも第17回ござれGO-SHU!にやってくる。 踊りの、芸術の神髄を体現するこのチームを見に来てほしい。 #
by e-than-kki
| 2015-09-18 07:27
| よさこい・祭り
2015年 09月 11日
昨日は茨城県で鬼怒川堤防決壊で大変な被害が出ている。
ニュースを見た私はあの3.11を思い出した。 そして翌今日、宮城でも特別警報が発令された。 気象庁によると特別警報とは以下のように定義されている。 ~気象庁はこれまで、大雨、地震、津波、高潮などにより重大な災害の起こるおそれがある時に、警報を発表して警戒を呼びかけていた。これに加え、今後は、この警報の発表基準をはるかに超える豪雨や大津波等が予想され、重大な災害の危険性が著しく高まっている場合、新たに「特別警報」を発表し、最大限の警戒を呼び掛ける。~ さらに特別警報が発令されたら 「「特別警報」が発表されたら、ただちに命を守る行動をとってください。 」と呼びかけている。 私は心配になって南三陸陸仙海の保護者会長に電話をかけた。 そこで私は自分の耳を疑う内容を聞いた。 「お姉ちゃん(高校)の学校は休校ですが妹(中学校)は通常通りの投稿指示が出てるんです」と。 考えられない・・・・ 子ども達の安全をまず第一に考えるのが学校の、いや大人の役目である。 私は宮城県教育委員会にも電話をした。 返ってきた答えは 「特別警報が出ていてもその町々の教育委員会と学校長の独自判断ですから・・・特別警報が出ていても雨が降っていないところもありますから」・・・・ 話にならない。 あの3.11の教訓をなんと考えているのだろう。 もちろん、学校の多くは高台にあり避難場所に指定されている場合も多く、環境のよくない個人家庭よりもはるかに安全ではある。 しかし、その登校途中をなんと考えるのか! どう考えてもおかしいこの対応に私は怒りさえおぼえる。 一般の方には分からないかも知れないが、こんな状況で投稿指示を出す背景には学校の「授業時間数の消化」があると推測する。 いっぱんに学校は「授業時間数の確保」という名目で「授業時間数の消化」がその命題にあげられていることが多い。 この学校がどうかはわからないが、特別警報中の投稿指示の理由として私はそれ以外には考えられない。 もしそうだとするならば、あの3.11を経験した学校でさえこの「時間数」に縛られて子どもの安全をおろそかにしているとしか考えられない。 学校崩壊・・・・ここに極まれりである。 子ども達の安全を願う。 #
by e-than-kki
| 2015-09-11 11:42
| 教育
2015年 07月 13日
「真相」という言葉がある。
「ある物事の真実のすがた。特に、事件などの、本当の事情・内容。」とある。 戦中、日本人は戦争の「真相」を知らされずに深みにはまっていった。 今報道の自由が叫ばれている昨今、本当に物事の「真相」は私たちに伝えられているのであろうか。 ある東京の友人が久しぶりに私のところにやってきてこう言った。 「東京は今すごいよ!若者達ががんばりだしている。安保関連法案反対に久しぶりに学生達が立ち上がっているよ!毎日のようにデモや抗議集会が行われている。今の若者もまんざらではないよ!」 しかし、ニュースで関西はおろか、全国にこの実態は報道されていないというのが実情だろう。 岩手のいじめ自殺問題。 たしかにひどい実態である。 「なぜ?」「なんで?」と思った。 「もう『学校は終わっている』とも思った。」 死にたい・・・死ぬ場所を決めている・・・というメッセージに教師は「宿泊合宿楽しもうね!」と書き返した。 無視しているとしか思えない。馬鹿かこの教師は!と思う。 しかしもれ伝え聞いたところによると彼のこのメッセージの後にこの教師はすぐに長い間時間をとって彼の話を聞き、励ましたという。そしてその後のメッセージ返しが「宿泊合宿楽しもうね!」だったという。 「あの先生はいい先生だ!」奇異に思っていた他の生徒や保護者からのコメントも納得できる。 東京都庁前で集合時刻に遅れた生徒90名あまりを20分間、正座させ指導したという教師。 それを止められなかった他の教師も含め処分が検討されているらしい。 全国ニュースでも大きく取り上げられた。 漏れ聞くところによると時間は10分あまり。 子ども達を座らせ、自分もそこに座り込み、落ち着いて静かに諭すように語っていたという。 確かにそんな場所で「正座」はないだろうと思う、もう少し配慮がいっただろうとも思う。 しかし、全国ニュースで取り上げられ、処分も検討されるようなことなのだろうか。 それも周りの教師も含めて・・・ 私が漏れ聞くことも本当かどうかは分からない。 それは自分で見て聞いた事ではないから。 でもそれだからこそ「マスコミ」があるのではないだろうか。 報道の自由。 確かに自由である。 何を報道し、何を報道しないかも含めて自由である。 でももし本当に私が「漏れ聞いた」事が本当だとしたら・・・・ 私たちはいったい何を信じたらいいのだろうか。 そして間違いなく言えることは「学校は、教師はもっともっと臆病になり、手足をもぎ取られ、もっともっと何も出来なくなっていくだろう」ことである。 それは決して子ども達にとってもいいことではないのだけは確かである。 この子達の「真相」~真の姿もまたこの写真からは絶対に見ることは出来ないだろう。 一例をあげると、電車では絶対におじいさんおばあさんに席を譲るというこの子達の「真相」~真の姿が。。。 #
by e-than-kki
| 2015-07-13 08:24
| 教育
2015年 06月 24日
きのう6月23日はわたし今村の58歳の誕生日でした。
いっぱいのメッセージを携帯やパソコン、FBに頂きました。 本当ならそれ全てに一つ一つメッセージを返すべきなんですが・・・・ あまりにも件数が多くて・・・・ ここでまとめてお礼を言います。 「本当にみなさんありがとうございます!」 ですが58歳・・・・・・・やばい。 あと一回りすれば70歳。 今回の誕生日で初めてあとの人生で何をなすべきかを真剣に考えてしまいました。 あと12年で70歳、この12年、いや10年で私は何をなすべきなのだろうか、何をなせるのだろうか。。。 今やりたいことを書くと・・・ 1,やっぱりこれぞ今村!って思える本を書きたい! 人が自分の傍らに置いてくれて、生き方に悩んだ時にひもとく・・・そんな本を書きたいですね。 2,淡路島西岸に別荘を建てたい! これは以前淡路島に仕事でよく行っていたときに見た瀬戸内海の夕日に心を奪われて、それからずっと夢です。 別荘地じゃなく段々畑の真ん中で古家を買い取って・・・そんな夢です。 3,四国八十八カ所参りをしたい! 生きてきた人生、残りの人生をしっかり見つめたいです。 自分はどこから来て、どこに行くのかってね。 4,う~ん、後はライザップに行きたい(笑) まあたいしたことない夢ですね。 あっそうそう色んなメッセージをいただいた中にこんなメッセージがありました。 今村組のメンバーなんですが、世の中でいう本当に普通の中学生の女の子です。 先生、58回目のお誕生日おめでとうございます(^^; いつも、ありがとうございます。 個人的な話なのですが、私は、春祷で初めて札幌に行きました。 その時は、札幌に参加することで自分が変われるとか、自分の考え方が変わるとか、思ってませんでした。 でも、春祷に行ってから1年たった、韓国遠征のとき、私は、今が、今こそが何か変われるチャンスなのかもしれない、と思いました。 韓国に行って、私が何か変われたかどうかはわからないですが、 今回の、最後の札幌遠征に「絶対参加したい。理由は色々あるけれど、今行かな絶対後悔する。」と思いました。 それで参加しようと決めました。 練習ではいろんなことがあって、考えさせられることも多くありました。 合宿の時に、白隊の隊決めのテストがあって、その時に私は一番前の所に行けました。 でも、私には何で私が選ばれたのかわかりませんでした。 意味があるのかな?何でだろう?とか思いましたが、やっぱりわかりませんでした。 その他にも色々な出来事があり、その度に悩んだりしましたが、すごく想い出に残る札幌遠征になりました。 それから、先生が前に私に、「お前は賢いからわかるやろ。」といってくれました。あのとき私は、「先生は私のことを見てくれていたんだ。今からが、私のスタートなのかな。」と思いました。 先生、私はあのときから、変われてますか?成長できてますか。 私は、私が踊ることで誰かが救われるとかは思いません。ただ、私が踊って私が何か変われば、他の誰かも変わっていく、そう信じています。 私は、今村組のメンバーになれてよかったと、何かある度に思います。 私は、今村組が、今村先生が、だいすきです。 PS:これからも、体調に気をつけて、お仕事をこなしてください。あらためまして、本当におめでとうございます(^-^; 長文になってしまいすみません。 このメッセージ一つとっても今村組の「強さ」が分かってもらえるかなって思って載せました。 やっぱり一番の夢は今村組1000人!1000人のカムイかな! 2015年札幌YOSAKOIソーランで・・・・しかしガラ悪いなあ。。。 (エンタのズブ様より借用。) #
by e-than-kki
| 2015-06-24 06:14
| 生き方
2015年 06月 16日
色々言いたいことは山ほどある。
点数のつかない芸術での審査は太鼓であろうと歌であろうと三味線であろうとなにがしかの不満はつきものだと思う。 しかし、一番人の心を動かしたチームという審査基準に照らし合わせるとどうなのだろうかと思う。 中でもジュニアファイナル。 この日本という国で演舞後スタンディングオベーションがおこった。 世の中でいうもっとも「子どもらしくない子ども」が世の中でいうもっともも「子どもらしくない踊り」を踊った。 しかしその子たちは全て自腹で夕張に、東北に踊りに行っている子である。 電車でお年寄りが乗り込んで来たら絶対に席を譲る子たちである。 しかし勝利したのはうちではなかった。 ファイナルで勝利出来ず、涙で会場を去るときに落ちているたばこの吸い殻を人知れずポケットに入れたメンバーがいる。 それが今村組ジュニアである。 全く個人の感想であるがこんな事を書いてくれている人がいる。 無断転機で申し訳ないが載せさせて頂く。 今年もお祭りが終わり、平岸を止め続けるのはもう無理だな!と感じた。それほどに踊りの質が高く、祭りを楽しんでいる。それでも今年の一番人の心に響かせようとしていたのは「関西京都今村組」だったと感じた。人間らしい良い部分がたくさん出てました。 今村組の人達は みんな真っ直ぐな目をしてた。 俺もあんなふうになりたい。 挫けても、諦めない根性が。 死にたくても死ねなくなったじゃんか。 #
by e-than-kki
| 2015-06-16 11:34
| 今村組
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今村組創始者・現グループ総代表の「イーサン」こと「今村克彦」の愛と戦いの日々
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